【鈴木ハーブ研究所調査】20代男性の45.6%がSNSから美容情報収集、40代男性の体毛自己処理率が最多に

株式会社鈴木ハーブ研究所は、20~49歳の男性375名を対象とした「男性の美容事情に関する調査」を実施しました。調査は2025年2月22日から24日にかけてインターネットを通じて行われ、KJリサーチに委託して実施されたものです。

体毛ケア関連商品を展開する同社は、2023年から「男性の体毛事情に関する調査」を継続的に実施し、ヒゲや体毛に対する意識変化を追跡調査してきました。毛は美意識と密接に関連する要素であることから、今回は男性の美意識全般について調査が行われました。

この調査結果は、性別の枠にとらわれず"自分らしく美しくあること"を尊重する7月14日の「国際ノンバイナリーデー」に合わせて発表されています。

※体毛ケアとは、体毛処理後の肌を整えお手入れを楽にすることを指します。

SNSでの美容情報収集:20代男性は40代男性の2倍以上

美容に関する情報収集方法についての調査では、SNS(X,Instagram,TikTok)から情報収集を行う20代男性の割合が45.6%に達することが明らかになりました。これは40代男性の19.2%と比較すると2倍以上の差があります。特筆すべき点として、20代男性の約5人に1人が「Instagram」を通じて美容情報を入手していることが判明しました。この結果から、若い世代ほどSNSを活用した情報収集を積極的に行っている傾向が読み取れます。

世代別の情報収集先を分析すると、20代では「YouTube」と「テレビ」が最も高い割合を占めているのに対し、30代・40代では「ネット検索」が最も多く利用されているという結果になっています。若年層とそれ以上の年代で情報収集の手段に明確な違いがあることが示されています。

美容への関心:若年層ほど高い傾向

美容への興味のグラフ
美容への興味に関する年代別調査結果

美容への興味に関する質問では、若い世代ほど「興味がある」と回答する割合が高いという結果が得られました。「やや興味がある」という回答も含めると、20代・30代の男性は半数以上が美容に関心を持っていることが分かります。これに対し40代になると関心度が若干低下する傾向が見られますが、それでも約4割は何らかの関心を示しています。

この結果は、近年のメンズ美容市場の拡大を裏付けるデータとなっており、若年層を中心に男性の美意識が高まっていることを示しています。同時に、年代によって美容への関心度に差があることから、年齢層に応じたマーケティング戦略の必要性も示唆されています。

40代男性の毛の自己処理率は20代・30代よりも高い

普段行っている美容についてのグラフ
普段行っている美容ケアに関する年代別調査結果

普段行っている美容ケアについて複数回答可能な形式で質問したところ、全年代において「化粧水をつける」が最も多く実施されていることが判明しました。続くケア方法については年代による違いが見られ、20代・30代の男性は「保湿クリームをつける」「日焼け止めを塗る」という順になっているのに対し、40代男性では「保湿クリームをつける」に続いて「自分でヒゲ以外の体毛を処理している」が高い割合を示しています。

年代別の特徴として特に注目されるのは、40代男性における「自分でヒゲ以外の体毛を処理している」割合が20代・30代を上回り、同年代内で最も多い行為の一つとなっている点です。これは体毛の変化や自己管理への意識が40代で高まる可能性を示唆しています。

一方で、「脱毛サロンに通っている」という回答については、20代・30代と40代の間に明確な差異が見られました。若い世代は専門的なサービスを利用する傾向があるのに対し、40代は自己処理を好む傾向があるようです。この結果は、年代によって毛の処理方法に対する考え方や取り組み方が異なることを示しています。

調査結果から明らかになった各年代の美容に対する意識や行動の違いは、男性向け美容市場において年齢に応じたアプローチの必要性を示唆しています。特に若年層のSNS活用と40代の自己体毛処理志向は、それぞれの世代に適したマーケティング戦略を考える上で重要な指標となるでしょう。

美容への関心は全体的に高まっているものの、その情報収集方法や実践内容には世代間の差異が明確に表れています。こうした調査を通じて得られた知見は、性別の枠にとらわれない「自分らしさ」を尊重する現代の美容トレンドにおいて、重要な示唆を与えるものといえるでしょう。

会社概要

株式会社鈴木ハーブ研究所

代表取締役社長:鈴木さちよ

本社所在地:〒319-1112 茨城県那珂郡東海村村松2461

設立年:2004年9月

従業員数:45人

事業内容:化粧品の研究開発・販売

鈴木ハーブ研究所

今回の調査結果を通して、男性の美容意識が年代によって異なる特徴を持つことが明らかになりました。特に若年層ほど美容への関心が高く、SNSを活用した情報収集が盛んである一方で、40代男性は自己処理を中心とした体毛ケアに注力している傾向が見られます。こうした世代ごとの違いを理解することは、より効果的な商品開発やマーケティング戦略の立案に役立つでしょう。

株式会社鈴木ハーブ研究所では、これらの調査結果を踏まえ、各年代のニーズに合わせた体毛ケア製品の開発や情報提供に取り組んでいくことが期待されます。美容に対する男性の意識が高まる中、同社の今後の展開に注目が集まります。

出典元: 株式会社鈴木ハーブ研究所 プレスリリース

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