【調査結果】70%以上の日本人がインフルエンサーの投稿をきっかけに購入経験あり、信頼性と共感が購買行動の鍵に

hotice株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:趙 無極)は、全国の日本人192名を対象とした「インフルエンサーに対する印象と購買行動への影響」に関するインターネット調査を実施したことを発表しました。この調査では、ユーザーがインフルエンサーに抱く信頼性・共感度・購買影響力を定量的に可視化しています。調査は合同会社 RASA JAPAN(代表:喜多 克)の協力のもと行われました。

調査の詳細な分析データについては、hotice公式ブログにて公開されているとのことです。

調査背景と目的

SNSの浸透により、インフルエンサーの役割は単なる「情報発信者」から「購買を促す信頼メディア」へと進化してきています。hotice株式会社ではこの変化を定量データとして捉え、企業のSNSマーケティング戦略に貢献することを目的として本調査を実施したとしています。

調査概要

調査主体:hotice株式会社
調査協力:合同会社RASA JAPAN
調査方法:インターネットアンケート
調査期間:2025年4月28日
調査対象:全国の日本人10代〜50代以上
有効回答数:192名

主な調査結果

全国の日本人10代〜50代以上、192名のうち70.8%が「インフルエンサーの投稿が購入のきっかけになった」と回答しています。

フォロー理由(複数回答)

参考になる情報:65.1%
世界観/投稿の雰囲気:57.4%
共感できる:51.5%

インフルエンサーフォロー理由のグラフ

人気ジャンルトップ3

グルメ・料理(42.2%)
ファッション(35.4%)
美容・コスメ(34.4%)

PR投稿へのスタンス:「内容による」が最多(80件)
75%がステルスマーケティングや誇張表現に違和感

詳細分析

【フォロー理由】
実用的な情報と共感・世界観の両立がフォローの主な動機となっています。日本人ユーザーは単なる情報だけでなく、感情的なつながりも重視する傾向が見られました。

【人気ジャンル】
Z世代ではエンタメ・マンガといった分野が人気である一方、ミドル層では実用性を重視したコンテンツ(料理・美容・ファッション)が支持されるなど、世代間での違いも顕著に表れています。

【購買影響力】
投稿の画像・動画が魅力的(78件)、投稿内容の詳しさ(70件)、使用感のリアルさ(66件)が購買意欲を特に後押しする要因となっていることが明らかになりました。

【PR表記・ステマ意識】
PR表記については内容次第で信頼される傾向にあります。一方で、63%の回答者がステルスマーケティングや誇張表現に対して違和感を抱いているという結果になりました。

【投稿後の行動】
1位:Google検索(114件)
2位:ECサイト検索(105件)
3位:SNS検索(80件)
4位:レビュー動画検索(88件)
5位:店舗で確認(58件)
即購入は全体の7.8%(15件)にとどまっています。

今後のマーケティングへの示唆

日本市場において、SNSマーケティング成功の鍵となるのは「信頼」「共感」「世界観」の3要素です。hotice株式会社ではインフルエンサーの選定から投稿設計、分析まで一貫してサポートを提供しているとのことです。

hotice株式会社について

【会社概要】

所在地:〒150-0011 東京都渋谷区東2丁目24-4 荒井ビル3階
代表取締役:趙 無極(Mukyoku Cho)
設立:2021年9月1日
事業内容:広告宣伝・販売促進・SNS運用・動画企画・タレントマネジメント・コンサルティング

本調査結果から、インフルエンサーマーケティングにおいては単に商品やサービスを紹介するだけでなく、視聴者との信頼関係構築や共感を得られるコンテンツ制作が重要であることが示唆されています。特に日本市場では、ユーザーは実用的な情報と感情的なつながりの両方を求めており、これらのバランスが取れたマーケティング戦略が効果的と言えるでしょう。

また、Z世代とミドル層で好まれるコンテンツジャンルに違いがあることからも、ターゲット層に合わせたインフルエンサー選定が重要であることが分かります。さらに、PR表記については内容次第で信頼される可能性がある一方で、多くのユーザーがステルスマーケティングや誇張表現に対して敏感であることからも、透明性を重視したコミュニケーションが求められています。

インフルエンサー投稿を見た後のユーザー行動としては、すぐに購入するケースは少なく、Google検索やECサイト検索など、さらなる情報収集を行う傾向が強いことも判明しました。このことから、インフルエンサーマーケティングと検索エンジン対策やECサイトの最適化を組み合わせた総合的なマーケティング戦略の重要性も示唆されています。

hotice株式会社では、これらの調査結果を踏まえ、企業のSNSマーケティング戦略をサポートするサービスを提供しているとのことです。日本市場における「信頼」「共感」「世界観」を重視したインフルエンサーマーケティングの実現に向けて、インフルエンサーの選定から投稿設計、効果分析までを一貫してサポートしています。

SNSの進化とともにインフルエンサーの影響力は今後もさらに高まっていくことが予想されます。企業がこうした変化に適応し、効果的なマーケティング戦略を展開するためには、今回のような定量的データに基づいた分析と戦略策定が不可欠となるでしょう。

出典元:hotice株式会社 プレスリリース

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ