AI・統計学・数理最適化といったデータサイエンスの技術とノウハウをもとに、不正検知をはじめとしたクラウドサービスを提供するかっこ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 岩井裕之、証券コード:4166、以下 当社)が、データ分析について専門的な知識や技術がなくても売上データを自動で可視化・分析することができるマーケティング支援サービスの提供を開始しました。これにより、データに基づいた現状把握や分析によって、売上向上を目的とした具体的なアクションの実施に結びつけることができます。

 マーケティング支援サービスの詳細やお申込はこちらから
https://cacco.co.jp/datascience/marketing_support_service_download

  • 背景

 日本におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)は、経済産業省が2018年12月にDX推進ガイドラインを取りまとめたことを契機に普及しています。しかし、2024年1月の日本企業のデータ活用に関する調査(※1)によると、データ活用で全社的な成果を得ている日本企業はわずか3%という結果が示され、データ活用には多くの課題が残っています。具体的には、データを蓄積するのみで有効活用まで至らないケースや、データ分析は行っているものの結果としてマーケティング施策に結び付かないなどのケースもあり、当社はこれまでもEC事業戦略支援や大手モバイルキャリアのポイント会員分析など、様々な業種において課題発見からデータ整理、分析を通じ企業のデータ活用を支援してきました。そのノウハウを活かし、多くの企業がより手軽にデータ分析に取り組めるよう、マーケティング支援サービスβ版をリリースいたしました。また、サービス設計においては、既存顧客の事業者様のニーズや要望を基に、効果と使いやすさにもこだわりました。

※1:ガートナージャパン株式会社「日本企業のデータ活用に関する最新の調査結果」より 2024年1月29日

  • マーケティング支援サービスについて

 売上明細をアップロードするだけで、売上のトレンド、会員数、購買単価、購買回数といった売上の構成要素の現状を把握し、それらを向上させるための詳細な分析が可能です。この分析を通じて、売上と関係がある構成要素を発見し、「誰に」「いつ」「どんな商品」を提案すれば売上を伸ばすことができるかを考察することができます。これにより、売上向上のための具体的なアクションに結びつけることができます。

※サービスをご利用いただく際、売上明細についてのデジタルデータ(2年分~)のご提供が必要になります。

【導入によりできること】(一部抜粋)

・売上トレンドの原因や課題を明らかにする分析

・新規会員の流入、定着状況の可視化と新規会員に提案(販売)する商品を明らかにする分析

・併売されやすい商品の組み合わせを明らかにする分析

・リピート購入状況の可視化

【サービスの特徴】

【実施可能な分析】

【活用事例】

・売上の増減要因を探る。

STEP1:売上の構成を会員数、平均購買単価、平均購買回数ごとに可視化。

STEP2:直近の購買会員数の減少、さらに新規会員数の減少が、売上減少の要因だと分かる。

STEP3:新規会員の属性情報も確認でき、20代女性の減少幅が非常に大きいという事実が明らかになった。

これにより20代女性に対するプロモーション活動、ターゲットとしている商品に課題がありそうなことが判明。

STEP4:商品企画のための売れ筋の把握~商品展開後のPDCA

20代女性を対象とした商品企画のため、現時点の売れ筋商品を把握。

さらに、同時購入される商品を明らかにする「バスケット分析」を行い、プロモーション活動や商品企画に活かすことができる。

さらに詳細なデータ分析をご希望の場合は、当社のデータサイエンスサービスもご利用いただけますので、お気軽にお問い合わせください。

サービスについて https://cacco.co.jp/datascience/

当社は、今後もこれまで培ってきたデータサイエンスにおける技術やノウハウを活かし、課題を見極め、一気通貫で解決するまで伴走することで、事業成長に貢献してまいります。

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ