BEENOS株式会社(東証一部 3328)の連結子会社で、国内最大級のリコマースサービス「ブランディア」を運営する株式会社デファクトスタンダード(本社:東京都大田区、代表取締役社長:仙頭健一、以下「デファクトスタンダード」)は、「グローバルリコマース世界ヒットランキング2021」を発表いたしました。

日本の先進的なリユース文化を世界に発信!ブランディアのグローバル展開
 成熟した、先進的な日本のリユース市場において、特に中古ブランド品の分野において、日本で使われ、日本から査定・出品された、Used in Japan、Checked in Japanのユーズドブランド品の高需要を背景に、海外展開を推進する動きが活発化しています。
 ブランディアも、日本のリユース文化を世界に発信し、グローバルな価値循環を生み出すべく、2020年から海外展開を本格化しています。ブランディアの海外展開は、事業者向けオークションなどではなく、海外マーケットプレイスと直接連携、出品することにより、海外のお客様に直接販売していることが特徴です。
 このたび、ブランディアでは初めて「グローバルリコマース世界ヒットランキング2021」と題し、海外のお客様へ直接販売することによって得たブランディア独自のグローバルデータから、エリア別の人気ブランド品、需要について発表いたしました。
今回のランキングからは、日本とは異なる各エリアのアイテム需要の実態が見えてきます。ブランディアでは、独自のグローバルデータ活用により、より高需要の地域で日本のお客様にお売りいただいたお品物を販売することにより、さらに日本のお客様の高価買取へと還元させ、「物の寿命を全うさせる」体制の構築し、サステナブルな消費社会への貢献を目指しています。

【世界的なルイ・ヴィトン人気とアジア圏のコーチ人気】
 世界で売れたブランド別ランキングでは、4つのエリアでルイ・ヴィトンが1位となり、全世界的な高い人気を示しました。アイテムやデザインの豊富さ、価格の幅広さが支持された結果となります。また、アジア圏では比較的お求めやすいコーチが人気を集めています。
 ランキングに付属する円グラフが、売れ筋の構成比を示したものになりますが、東南アジアでは、他地域にくらべ、1位のブランドとそれ以外の分布が比較的均等で、人気の偏りが少ない結果となりました。
 

【欧米の皮革製品需要。東アジア、東南アジアではアパレルも人気】
こちらは、各エリアの売れ筋アイテムのランキングとその構成比を現した図になります。
欧米では皮革製品の需要が圧倒的に高い一方で、東アジア、東南アジアでは、売れ筋アイテムの分布に偏りが少ない結果となりました。また、日本人と体形の近い東アジア、東南アジアでは、アパレルの需要も高い事が分かりました。

【「使用感あり」への抵抗は、全世界的に日本よりも少ない】
お客様に購入いただいたアイテムのコンディション(状態)の分布からは、東アジア圏以外では、「使用感あり」に抵抗が少ないということが分かりました。この「使用感あり」はあくまで日本基準のコンディションになります。日本で使われたUsed in Japanのブランド品は、品質の高さにおいて世界中から高い需要がありますが、「物を大事に使う」日本人の感覚における「使用感あり」が海外においてはまだきれいな状態のアイテムだと受け入れられている結果だと考えられます。

【世界では日本よりも「有彩色」が売れやすい傾向に】
「色」にも、日本と海外の需要の違いが現れました。全世界的に、黒、グレー、白といった無彩色のベーシックカラーには安定した人気がありますが、日本では売れにくい「有彩色」のアイテムも、海外では需要があることが分かりました。こちらの図では、違いを分かりやすくするため、赤をピックアップし、「赤」の人気が高いと言われる中国を含めて比較しています。総じて海外では、日本よりも有彩色のアイテムもベーシックカラーと変わらず売れていることが分かります。

※対象期間:2021年1月~9月までのブランディアの海外販売データより算出

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