
Ranpak株式会社(本社:横浜市、代表取締役:ヴィンセント・ウィリアム・シェモ)が、EC倉庫やフルフィルメントセンター向けに、市場最小サイズの電動すき間埋め緩衝材製造装置「FillPak Mini」の提供を2025年6月より開始することを発表しました。スタンド不要の超コンパクト設計で、限られた梱包スペースにおいても作業効率の向上を実現するとのことです。


この記事の目次
限られたスペースでも高効率な梱包作業を実現する「FillPak Mini」
「FillPak Mini」は、その超コンパクト設計により、梱包現場の限られたスペースを最大限に活用することができます。狭い梱包テーブル上はもちろん、テーブル横のラックなどにも容易に設置可能であり、梱包作業エリアの有効活用を促進するとのことです。
現代の物流現場では、複数の梱包資材を使用するケースが一般的となっており、資材の在庫保管スペースを含む倉庫内スペースの効率的な活用が課題となっています。「FillPak Mini」はこうした物流現場の課題に対応するソリューションとして開発されたようです。
コンパクトなサイズながらも、複数の操作モードを搭載しており、様々な梱包ニーズに柔軟に対応することが可能とされています。これにより、梱包作業のスピード向上や出荷箱数の増加といった物流現場の生産性向上に大きく貢献すると期待されています。
「FillPak Mini」の主な製品仕様
品名 | FillPak® Mini |
---|---|
寸法 | 幅30.9 x 奥行28.4 x 高さ21.0cm |
重量 | 10.4kg |
切断方法 | 自動 |
操作モード | 定尺モード、バッチモード、オートモード、フットペダル |
製品情報サイト | https://www.ranpak.com/jp/products/fillpak-mini/ |
お客様のニーズに応える省スペース型ソリューション
Ranpak株式会社によると、これまで多くの顧客企業から狭い梱包テーブルに適合する省スペース型ソリューションの要望が寄せられていたとのことです。今回発表された「FillPak Mini」はそうした声に応える製品として開発されたと伝えられています。
特に、これまでスペースの制限により電動機器の導入を断念していた出荷倉庫やフルフィルメントセンターにとって最適なソリューションとなるようです。また、環境面での配慮も行き届いており、生分解性かつリサイクル可能な紙資材を使用しているため、脱プラスチックの実現にも貢献するとしています。
包装ソリューションとの組み合わせによる相乗効果
すき間埋め資材と包装資材は同時に使用されるケースが多いことから、Ranpak社では「FillPak Mini」と包装ソリューション「Geami MV」の組み合わせによる梱包プロセスの改善を提案しているとのことです。これにより、さらなる作業効率の向上と包装品質の改善が期待できます。
物流業界では作業効率の向上と環境負荷の低減が同時に求められる中、「FillPak Mini」のような省スペース・高機能・環境配慮型の製品は、今後ますます需要が高まることが予想されます。
製品の特長まとめ
- 市場最小サイズの電動すき間埋め緩衝材製造装置
- スタンド不要の超コンパクト設計
- 狭い梱包テーブルやラックにも設置可能
- 複数の操作モードを搭載し多様なニーズに対応
- 生分解性かつリサイクル可能な環境配慮型紙資材を使用
- 他の包装ソリューションとの組み合わせで相乗効果を発揮
EC市場の拡大に伴い、物流倉庫やフルフィルメントセンターの効率化がますます重要となる中、「FillPak Mini」は限られたスペースを有効活用しながら作業効率を向上させる有力なソリューションとして、物流業界に新たな選択肢を提供するものと思われます。
Ranpak社は今後も顧客ニーズに応える革新的な製品開発を続け、持続可能な物流環境の実現に貢献していくことを目指しているとのことです。
※ 市場最小サイズは2025年5月時点。Ranpakヨーロッパが行った日本市場調査による。
※ 本記事に記載された内容は発表日現在のものです。
出典元:Ranpak株式会社