
IRISデータラボ株式会社(東京都港区南青山、代表取締役:安達教顕)が、自家焙煎珈琲豆の販売とキッチンカーでのカフェ事業を展開するブランド「Só Aqui(ソーアキ)」に、同社のLINEトーク完結型ショッピングシステム『Atouch』を導入したことを発表しました。この導入に関連して、Só Aqui代表の瀬尾達也氏へのインタビューも公開されています。
この記事の目次
Só Aquiについて
Só Aquiは、自家焙煎の珈琲豆をオンラインショップとキッチンカーで販売する珈琲ブランドです。同ブランドの特徴は、珈琲豆を1粒ずつグループ分けして焙煎するという独自の手法によって雑味のない味わいを追求している点にあります。この徹底したこだわりが、唯一無二の風味を生み出しているとのことです。
「珈琲を飲んで幸せになってほしい」という想いを込めて、「幸せの珈琲®」「癒し珈琲®」などの特徴的な商品ラインナップを展開しています。
Atouch導入前の課題
Só Aquiでは、ECサイトの立ち上げ当初から「LINEを中心に運用していこう」という明確な方針があったそうです。多くの顧客にとって身近なコミュニケーションツールであるLINEを活用することで、より広範な顧客層にリーチできると考えたとのことです。
しかし、LINEのトーク画面上でスムーズに商品選択から購入までの流れを実現する仕組みを見つけることができず、効果的な方法を模索していたとのことです。
「自分たちの商品は、こだわりや想いを伝えることで初めて魅力が伝わると思っています。だからこそ、従来のホームページだけでは伝えきれないもどかしさがありました。また、購入までの導線や購入体験のシンプルさにも課題を感じていました」と瀬尾氏は当時の状況を振り返っています。
Atouch導入の決め手
Só Aquiがまず「Atouch」に関心を持ったのは、ウェブ広告を通じてだったそうです。実際にシステムを試用する中で、LINEのトーク画面上で商品選びから決済までが完結するという点に大きな魅力を感じたとのことです。
「ECサイトに遷移すると、そこからLINEに戻ってくるお客様はどうしても少なくなります。その点、Atouchは最初から最後までLINEの中で完結するので、お客様との繋がりが断たれにくい。そういった意味で、他のサービスとは比較にならないと感じ、すぐに導入を決めました」と瀬尾氏は決断の理由を説明しています。
導入後の効果と変化
Atouchを導入した後、Só Aquiが最も実感したのは「購入までの導線が本当にスムーズになった」という点だといいます。特に注目すべき変化として、お試し商品を購入するお客様が増加したことが挙げられています。
「クーポンやメッセージ機能を組み合わせることで、『今買おう』と思っていただける瞬間をつくれるようになりました」と瀬尾氏は語っています。
また、Atouchのもう一つの大きなメリットとして、販売データの見える化が進んだことが挙げられています。「どの順番でお客様が商品にたどり着いているか」などの導線分析が可能になり、以前は抽象的だったカテゴリ分けもデータに基づいてより直感的なメニュー構成に改善することができたといいます。
「おかげで、お客様の体験も、売上も、どちらもいい方向に変わってきていると感じています。さらに、LINEでやり取りが完結することで、問い合わせのハードルもぐっと下がりました。お客様も気軽に質問できますし、こちらも対応がしやすい。そういう意味でも、Atouchは単なる販売ツールではなく、顧客との関係を深めるための重要なツールになっています」と瀬尾氏は導入効果を評価しています。
今後の展望
Só Aquiのブランド理念には「珈琲に関わるすべての人が幸せになる世界をつくりたい」という深い想いが根底にあるといいます。瀬尾氏は、Atouchの導入により、単に商品を販売するだけでなく、商品に込めた想いや背景までをしっかりと顧客に届けられるようになったと感じているそうです。
「今後もAtouchを軸に、お客様一人ひとりともっと深く繋がっていけたらと考えています」と、今後の展望を語っています。
詳細および『Atouch』を選択した理由、実際に導入して実感されたメリット、新たな工夫や現在の取り組みなどについては、公開されているインタビューで確認することができます。

「Atouch」サービス概要
「Atouch」はLINEのトーク画面上で商品を選んで、そのまま決済まで完了できる便利な機能を備えたショッピングシステムです。
顧客にストレスフリーな購買体験を提供することで、事業者の売上機会の損失を防ぎ、売上向上をサポートする仕組みとなっています。

IRISデータラボ株式会社について
IRISデータラボ株式会社は、2020年より政府や自治体向けにLINEヤフー株式会社と協力し、コロナ対策のLINE公式アカウントを多数サポートしてきた実績を持っています。
その経験を活かし、2022年10月にLINE公式アカウントAPIツール「Atouch(アタッチ)」をリリースしました。このシステムにより、企業はLINEのトーク上で商品陳列や決済が可能となり、顧客はIDやパスワードなしで購入を完了できるようになりました。
さらに、2024年度にはデジタル電子チケットの販売やライブコマース機能「Atouch Tig」を導入し、「ECを、もっと、みんなのそばに。」という理念のもと、エンドユーザーへの価値提供を強化しています。
【会社概要】
会社名:IRISデータラボ株式会社
URL:https://iris-corp.co.jp/
設立:2019年3月5日
住所:107-0062 東京都港区南青山2−7−30 ムラハンビル1階
代表取締役:安達教顕
「Só Aqui」の事例のように、LINEという身近なコミュニケーションツールを活用したECの取り組みは、今後もさまざまな業種での広がりが期待されます。顧客とのつながりを保ちながら購入体験をスムーズにすることで、顧客満足度の向上と売上増加の両立を実現するAtouchのようなソリューションは、デジタルマーケティングの新たな可能性を示していると言えるでしょう。
出典元:IRISデータラボ株式会社 プレスリリース