株式会社Cellest、ライブコマース専用ECモールアプリ「WABE」を2025年4月25日より提供開始

株式会社Cellest(本社:大阪府大阪市、代表取締役CEO:佐々木 宏志)が、ライブ配信とECをシームレスに融合した新たなライブコマース専用ECモールアプリ「WABE」を2025年4月25日(金)より提供開始したことを発表しました。

なお、提供開始後約2カ月間はサービス品質の向上や配信スキームの確立を目的に、配信可能な事業者を限定しているとのことです。

■開発背景

これまで存在していたライブコマースプラットフォームの多くは、ECサイトにライブ配信機能を後付けした形態であり、販売事業者であるメーカー・ブランドやライブコマーサーにとって在庫管理やチェックアウト操作が煩雑になりやすいという課題があったようです。そのため、ライブコマースに最適化された仕組みを求める声が多く寄せられていたとのことです。

また、同社が提供するライブコマース販売事業では、動画SNSプラットフォームとECサイトを組み合わせた販売手法を採用していますが、デジタルリテラシーがそれほど高くないユーザーが購入時に操作に戸惑うケースが見られていたと報告されています。

これらの課題を解決するため、映像配信・決済・顧客管理を一体化し、配信者も視聴者もストレスなく利用できるライブコマース環境の実現を目指して、「WABE」の開発に至ったと同社は説明しています。

■「WABE」の概要

「WABE」は「見て(Watch)、きいて(Ask)、買って(Buy)、たのしい(Enjoy)」をコンセプトとした、ライブコマース専用のECモールアプリです。

販売事業者(配信者)であるメーカー・ブランドやライブコマーサーと消費者(視聴者)をつなぐ、ライブコマースプラットフォームとなっています。

販売事業者はライブ配信を通じて消費者とリアルタイムにコミュニケーションを取りながら商品の紹介と販売を行うことができます。また、配信外でも商品購入ができるモール機能やSNSのDM機能が備わっていることも特徴の一つとなっています。

さらに、販売事業者は注文状況や顧客データの管理からデータ分析までを、「WABE」上で完結させることが可能です。

アプリの基本情報は以下の通りとなっています:

  • アプリ名:WABE
  • 対応OS:iOS / Android
  • 提供開始日:2025年4月25日(金)

なお、提供開始後2カ月程度はサービス品質の向上や配信スキームの確立を目的に、配信可能な事業者を限定しているとのことです。

■代表取締役CEO 佐々木宏志氏のコメント

同社は2017年よりライブコマース事業を展開してきました。佐々木CEOは、ライブコマースについて「実店舗での買い物が難しい方や、ECにハードルを感じる方に新たな購買体験を提供する手段であり、そのエンタメ性によってショッピングの楽しさが倍増し、人々の生活に彩りを与えるものだと確信しています」と述べています。

また、「WABE」という名称は "Watch" "Ask" "Buy" "Enjoy" の頭文字から取られており、「見て、きいて、買って、たのしい!」というコンセプトにはそうした思いが込められているとのことです。

同社は2017年から多様なプラットフォームでライブコマースを経験してきたノウハウを活かして「WABE」を運営し、ライブコマースをより身近なものにし、市場のインフラとして定着させることを目指すとしています。その実現に向け、配信者が活躍しやすく、視聴者が安心して楽しめる環境を提供するため、引き続きサービスの向上に努めていくと佐々木CEOはコメントしています。

■株式会社Cellestについて

株式会社Cellestは、ライブコマースのインフラ化を目指すスタートアップ企業です。2017年から業界に参入し、ライブコマース専用のECモールアプリ「WABE」の開発・運営や、ライブコマーサーのプロデュースとマネジメントを行うライブコマース専門事務所「セレスト」を展開しています。

ライブコマースは、リアルタイムで商品を確認しながら購入できる新しい購買体験を提供し、従来のネットショッピングにおける「思っていたものと違う」という課題を解決するとしています。同社は、ライブコマース文化を根付かせ、より楽しく便利に買い物ができる社会の実現を目指しているようです。

■会社概要

会社名:株式会社Cellest
住所:大阪府大阪市中央区久太郎町3-3-8 カラバサ本社ビル6階
設立:2019年7月31日
代表者:佐々木宏志
事業内容:ライブコマース販売事業・ライブコマースコンサルティング事業・ライブコマースプラットフォーム事業

【ライブコマース市場の現状と「WABE」の可能性】

近年、ライブコマース市場は急速に拡大しており、特にコロナ禍以降はその成長が加速しています。実店舗に足を運ばずに商品の詳細を確認できる利便性と、ライブ配信によるエンターテイメント性が融合したショッピング体験は、消費者に新たな選択肢を提供しています。

「WABE」は、こうした市場の流れをさらに加速させる可能性を秘めています。従来のプラットフォームの課題を解決するだけでなく、配信者と視聴者双方にとって使いやすい環境を整備することで、ライブコマースの普及に寄与することが期待されます。

特に、映像配信・決済・顧客管理の一体化は、販売事業者にとっては業務効率の向上につながり、消費者にとっては複雑な操作なしにスムーズなショッピング体験を実現します。こうした特長は、デジタルリテラシーの高低に関わらず幅広い層に受け入れられる要素となるでしょう。

株式会社Cellestが掲げる「ライブコマースのインフラ化」というビジョンは、単にツールを提供するだけでなく、新たな購買文化の創造を目指すものと言えます。「WABE」の本格展開後、日本のECシーンにどのような変化をもたらすのか、今後の展開が注目されます。

出典元:株式会社Cellest プレスリリース

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ