株式会社ジェイアール東日本企画(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:赤石良治)が、子会社の株式会社jeki Data-Driven Lab(東京都渋谷区、代表取締役社長:近藤尚志)と連携し、アウトオブホーム(OOH)メディアの審査業務を効率化するための新しいアプリ、「OOH AI Checker」を開発したことを発表しました。このアプリは2023年2月からJR東日本媒体を皮切りに、同社が管理・販売する様々な媒体の審査業務プロセスに導入されています。
開発の背景
株式会社ジェイアール東日本企画は、JR東日本を含む多数のOOHメディアの管理を手掛けており、毎日数百件に及ぶ審査業務を実施しています。これらの業務は、広告審査ガイドラインや社内規定に基づいて、個別に丁寧にチェック・判断・回答が求められ、経験豊富な担当者と複数人でのチェック体制が不可欠です。
お客様のニーズの多様化とメディア環境の拡大に伴い、審査件数の増加が予測されているため、実務担当者とAI開発チームが協力し、業務の効率化に向けての課題整理と活用方法の模索が行われました。その結果、今回のアプリ開発に至ったとのことです。
3つの開発方針
1. 審査部(ヒト)が最終判断:AIは審査業務を代替するのではなく、サポート的な役割を果たすことを目指しています。
2. 2つのフローに対応:業務は2つの異なる流れがあるため、それぞれのニーズに応じた2つのアプリを開発しました。
3. 時間がかかり頻度が高い事案にフォーカス:迅速処理可能な案件については従来の業務フローを維持し、時間を要する複雑な事案にAIによる支援が有効かを検証しました。
アプリケーション全体構造

今後も株式会社ジェイアール東日本企画は、OOH業界のリーダーとして、テクノロジーと人間の知恵を融合させ、特にAIの活用に積極的に取り組むことで新たな価値を創造し、OOH市場の活性化に向けてより多くの方々に貢献していく所存です。
※「OOH AI Checker」は商標登録出願中です。
出典元:株式会社ジェイアール東日本企画 プレスリリース