東京都中央区を拠点とする株式会社ラクーンコマース(代表取締役社長:和久井 岳)が運営する卸・仕入れプラットフォーム「スーパーデリバリー」が、飲食業会員を対象に実施した物販に関する調査についてご紹介します。

■調査概要

「スーパーデリバリー」は、国内製造業者、小売業者、サービス業者が取引を行うための卸・仕入れサイトとして、アパレルや雑貨、家具、生活家電、食品など約186万点の商品を掲載しています。

近年、飲食業界で提供される飲食物にとどまらず、店舗内の一角で食品や食器、雑貨、衣類といった物販が増加しています。今回の調査では、飲食店での物販の実施状況や販売商品、販売動機の実態を明らかにしました。

春は入学式や就職、異動、引っ越しといったイベントが多く、消費者の購買意欲が高まる季節です。また、歓送迎会やお花見といった外食機会も増える中、飲食店における物販と飲食の融合の実態について調査結果をお伝えします。

■調査結果のポイント

・約8割の飲食店が物販を行っているか、今後実施する意向を示しました。

・物販商品の中で最も多いのは『食品』で、次に『食器』や『雑貨』、『ファッション関連商品』が挙げられます。
物販のメリットとして最も多く挙げられたのは『売上(客単価)のアップ』が65%で最多であり、『顧客満足度の向上』や『店舗の雰囲気向上への寄与』も多く見られました。
今後の物販に関して、52%が商品や規模の拡大を考慮しています。

(1)約8割の飲食店が物販を実施中もしくは計画している状態です。

【設問1】お店で物販を行っていますか?(n=170)

(2)物販商品で最も多く販売されているのは『食品』であり、他にも『食器』、『雑貨』、『ファッション関連商品』が挙げられます。

【設問2】どのような商品を販売していますか?(自由記述式/n=122)

<回答例>

・オリーブオイル  ・瓶詰ドリンク

・オーガニック菓子やジャム、紅茶 ・食器・カトラリー

・コーヒー関連商品  ・ステーショナリー

・エコバッグ  ・フェアトレードの衣類、雑貨  …など

※「お店で物販を行っていますか?」という質問に「物販を行っている」「イベント等で時折行うことがある」と答えた方への質問です。

(3)物販における利点として『売上(客単価)の増加』が最も多く、65%の評価を得ています。

【設問3】物販の利点を教えてください(複数回答可/n=122)

(4)今後の物販活動において『商品の拡大や規模の増加』を検討している店舗が半数以上となり、52%に達しています。

【設問4】今後の物販の展望をお聞かせください(n=122)

飲食店で物販を実施する理由として、売上向上に加え顧客満足度の向上や店舗の雰囲気向上に寄与することが多いとされています。また、物販を拡大したいと考える店舗は半数以上であり、季節に応じた商品を少しずつ展開する点は、物販を行う飲食店ならではのメリットでしょう。

「スーパーデリバリー」は今後も全国の事業者の店舗づくりを支援するサービスの提供を目指しています。

調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年1月15日〜2025年1月24日
調査対象:スーパーデリバリー会員事業者(飲食業)170名

出典元: 株式会社ラクーンコマース

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