伴走型マーケティング総合支援を展開するトゥモローマーケティング株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:高木 達也、以下、トゥモローマーケティング)は、「リスティング広告に対する意識」について、20~54歳の全国の会社員(正社員)に向けて調査を実施しました。本調査により、ユーザーの約70%がリスティング広告を意図的にクリックしないこと、その理由が明らかとなりました。

◾️調査実施の背景

トゥモローマーケティングは、クライアントの集客増加に向けて広告運用の支援を行う事業を展開しており、広告を出稿する側の立場であるため、なかなかターゲット側の声を聞くことがありません。

そのため、当調査を通して、実際に広告を見ている側のターゲットが広告に対して感じていることを理解するため当調査を実施しました。

◾️「リスティング広告に対する意識」調査結果ハイライト

20~54歳の全国の会社員(正社員)180名へ実施した「リスティング広告に対する意識」への調査結果ハイライトは下記の通りです。

  • リスティング広告を知っているかの質問に対して「聞いたことがなく、理解もしていない」と回答した割合が42%であった。
  • リスティング広告を「知っているし、理解もしている」「知っていて、大まかに理解している」と回答した68名の中で、リスティング広告のことを正しく説明できたのは、29名しかいなかった。
  • リスティング広告を関係なくクリックしている人は全体の5%にしか満たず、48%が意図的にクリックしないようにしている。
  • リスティング広告をクリックしない理由で最も多かったのは「興味がない」
  • 約3分の1の人がリスティング広告に対して「表示されない方が好ましい」と回答した。

Q1.ネット検索を行う際に、どの検索エンジンを最も多く利用していますか?

まず検索する際の環境を知る調査として、使用している検索エンジンについての質問に対して、以下の回答となった。

「Google」が全体の半数以上を占める結果となり、次いでYahooが多かった。

Q2.リスティング広告(検索連動型広告)について知っていますか?

リスティング広告の理解度を測るための質問に対して、以下の回答となった。

「聞いたことがなく、理解もしていない」が42%だった。反対に、聞いたことがあるあるいは理解している人は、58%で、半数以上がリスティング広告という単語を聞いたことはあることがわかった。

Q3.リスティング広告に関して簡単に説明してください。

Q2で「知っていて、理解している」「知っていて、大まかに理解している」と回答した68名に対してリスティング広告について簡単に説明してもらったところ、下記の結果となった。

認識に齟齬がなく説明ができていた人は、「知っている」と回答した68名の中の29名しかいなかった。説明になっていない回答の中で多かったのは、YouTubeやTikTokの中で流れる動画広告や、WEBサイト内で表示されるバナー広告だと理解している人が多かった。

Q4.リスティング広告を普段クリックしますか?

リスティング広告について「検索上位に出てくるスポンサーや広告とついている検索結果」だと説明した上で、クリックするかどうかの質問に対する回答は、下記の結果となった。

「クリックしないようにしている」が48%と最も高い結果となった。反対に、「関係なくクリックしている」と回答した人は5%とかなり低い結果となった。

Q5.クリックしないようにしている理由を教えてください。

Q4でクリックしないようにしていると回答した87名に対して、その理由を聞いたところ下記の結果となった。

最も多い回答は「興味がない」だった。また、次に多い「怪しいから」の中には、詐欺サイトかもしれないとの回答も見受けられた。

その他の回答の中には、「不愉快」「邪魔」などの否定的な内容もあった。

<調査概要>

調査期間:2024年7月29日(月)
属性:全国に住んでいる20歳〜54歳の会社員の男女180人
引用元:URL:https://tomorrow-marketing.co.jp/news/pr005/
「トゥモローマーケティング株式会社」調べ

◾️調査結果まとめ

今回の結果から、一般ユーザーのリスティング広告に対する理解度が著しく低いことがわかった。

そもそもリスティング広告を認知している人もまだ多くなく、クリックを避ける層の中でも「興味の不一致」や「検索結果のズレ」など広告を出す側のターゲットのズレを指摘するような意見も多々見受けられた。

このことから、広告運用者はユーザーの検索ニーズをさらに理解し、ユーザーのもとに適切な広告を届けて、内容の一致をより強化する必要があると言える。

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