東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォーム、Shopeeの日本法人であるショッピージャパン株式会社(本社:東京都港区、以下:ショッピージャパン)は、アニメグッズを海外ユーザーに販売しているEC事業担当者102名を対象に、アニメグッズの海外販売に関する 2023年総括と2024年展望を実施しましたので、お知らせいたします。
- 調査サマリー

- 調査概要
調査概要:アニメグッズの海外販売に関する 2023年総括と2024年展望
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年12月18日〜同年12月22日
有効回答:アニメグッズを海外ユーザーに販売しているEC事業担当者102名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
出典元:shopee(URL:https://shopee.jp/)
- 現在海外で人気のアニメグッズ、EC事業担当者の63.7%が「フィギュア」と回答
「Q1.あなたのお勤め先で運用しているECサイトにおいて、現在海外で人気のアニメグッズを教えてください。(複数回答)」(n=102)と質問したところ、「フィギュア」が63.7%、「キーホルダー」が57.8%、「ガチャガチャ商品」が54.9%という回答となりました。
Q1.あなたのお勤め先で運用しているECサイトにおいて、現在海外で人気のアニメグッズを教えてください。(複数回答)
・フィギュア:63.7%
・キーホルダー:57.8%
・ガチャガチャ商品:54.9%
・缶バッチ:40.2%
・トレーディングカード:39.2%
・タオル:38.2%
・ぬいぐるみ:38.2%
・Tシャツ・パーカー:35.3%
・スマホケース:34.3%
・アクリルスタンド:34.3%
・CD:31.4%
・その他:1.0%
・特にない:1.0%
・わからない/答えられない:1.0%
- 約9割から「最近のアニメ」グッズの方が、「昔のアニメ」よりも売上が多いとの意見
「Q2.最近のアニメと昔のアニメのグッズにおいて、売上が多いのはどちらのグッズか教えてください。」(n=102)と質問したところ、「最近のアニメ」が85.3%、「昔のアニメ」が11.8%という回答となりました。
Q2.最近のアニメと昔のアニメのグッズにおいて、売上が多いのはどちらのグッズか教えてください。
・最近のアニメ:85.3%
・昔のアニメ:11.8%
・わからない/答えられない:2.9%
- アニメグッズの購入が多い国、第1位は「台湾」
「Q3.アニメグッズの購入が多い国を教えてください。(複数回答)」(n=102)と質問したところ、「台湾」が55.9%、「中国」が53.9%、「北米」が47.1%という回答となりました。
Q3.アニメグッズの購入が多い国を教えてください。(複数回答)
・台湾:55.9%
・中国:53.9%
・北米:47.1%
・ヨーロッパ:38.2%
・シンガポール:35.3%
・韓国:33.3%
・東南アジア:24.5%
・オセアニア:19.6%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:1.0%
- 「ECサイトやSNSアカウントのセキュリティ対策」が、海外販売のハードルに
「Q4.初めて海外ユーザーに販売した時に感じたハードルがあれば、教えてください。(複数回答)」(n=102)と質問したところ、「ECサイトやSNSアカウントのセキュリティ対策が難しい」が54.9%、「ターゲットとなる国の文化や配送方法、送料等のリサーチに時間がかかる」が52.9%、「ECサイトや商品ページを翻訳する必要がある」が51.0%という回答となりました。
Q4.初めて海外ユーザーに販売した時に感じたハードルがあれば、教えてください。(複数回答)
・ECサイトやSNSアカウントのセキュリティ対策が難しい:54.9%
・ターゲットとなる国の文化や配送方法、送料等のリサーチに時間がかかる:52.9%
・ECサイトや商品ページを翻訳する必要がある:51.0%
・代金未回収や返品未回収のリスクがある:39.2%
・国内決済に関して決済方法が複雑:19.6%
・その他:1.0%
・特にない:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
- 海外オタクへの売上向上のコツ、約6割が「現在放映中のアニメグッズの販売」と回答
「Q5.あなたが考える、海外オタクへの売り上げを伸ばすためのコツがあれば教えてください。(複数回答)」(n=102)と質問したところ、「現在放映中のアニメグッズを販売する」が56.9%、「流行のアニメグッズの種類・ジャンルを把握する」が50.0%、「アニメオタクの購入傾向を読み解く」が49.0%という回答となりました。
Q5.あなたが考える、海外オタクへの売り上げを伸ばすためのコツがあれば教えてください。(複数回答)
・現在放映中のアニメグッズを販売する:56.9%
・流行のアニメグッズの種類・ジャンルを把握する:50.0%
・アニメオタクの購入傾向を読み解く:49.0%
・海外で手に入りにくいグッズを販売する:43.1%
・ヴィンテージものなど年数が経っているグッズを販売する:37.3%
・「非売品」「初回限定品」などプレミアがついているものを販売する:32.4%
・公式サイトに掲載されていないグッズを販売する:23.5%
・その他:0.0%
・特にない:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
- 「スピード感」や「安く、メリットを強調して売る」などのコツも
Q6で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q7.Q6で回答した以外に海外オタクへの売り上げを伸ばすためのコツがあれば教えてください。」(n=102)と質問したところ、「スピード感」や「安く、メリットを強調して売る」など60の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・43歳:裏のストーリーを伝える。
・52歳:スピード感。
・48歳:今以上のクオリティー追求を求めて提供すること。
・43歳:幅広いラインナップ。
・38歳:安く、メリットを強調して売る。薄利多売。
・47歳:ネットでしか手に入らないものを販売する。
- 2023年、海外からの購入が多かったアニメグッズ第1位は「フィギュア」
「Q7.2023年を振り返って、海外ユーザーからの購入が多かったものを教えてください。(複数回答)」(n=102)と質問したところ、「フィギュア」が61.8%、「キーホルダー」が52.0%、「缶バッチ」が41.2%という回答となりました。
Q7.2023年を振り返って、海外ユーザーからの購入が多かったものを教えてください。(複数回答)
・フィギュア:61.8%
・キーホルダー:52.0%
・缶バッチ:41.2%
・ガチャガチャ商品:40.2%
・トレーディングカード:33.3%
・Tシャツ・パーカー:29.4%
・ぬいぐるみ:29.4%
・タオル:26.5%
・スマホケース:25.5%
・CD:24.5%
・アクリルスタンド:24.5%
・わからない/答えられない:1.0%
・その他:0.0%
- 2024年、流行るアニメグッズ第1位は「ガチャガチャ商品」
「Q8.あなたが思う、2024年に流行るアニメグッズを教えてください。(複数回答)」(n=102)と質問したところ、「ガチャガチャ商品」が52.0%、「フィギュア」が50.0%、「キーホルダー」が44.1%という回答となりました。
Q8.あなたが思う、2024年に流行るアニメグッズを教えてください。(複数回答)
・ガチャガチャ商品:52.0%
・フィギュア:50.0%
・キーホルダー:44.1%
・缶バッチ:43.1%
・トレーディングカード:34.3%
・タオル:28.4%
・スマホケース:28.4%
・アクリルスタンド:25.5%
・ぬいぐるみ:25.5%
・Tシャツ・パーカー:23.5%
・CD:22.5%
・その他:0.0%
・特にない:0.0%
・わからない/答えられない:1.0%
- 2024年の流行グッズは、「ギミック付きフィギュア」や「スマホケース」などの意見も
Q8で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q9.Q8で回答した以外に、2024年に流行るアニメグッズがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=101)と質問したところ、「ギミック付きフィギュア」や「スマホケース」など55の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・47歳:ギミック付きフィギュア。
・52歳:スマホ関連。
・42歳:スマホケース。
・33歳:変装グッズ。
・34歳:お菓子。
・47歳:バッジ。
- まとめ
今回は、アニメグッズを海外ユーザーに販売しているEC事業担当者102名を対象に、アニメグッズの海外販売に関する 2023年総括と2024年展望調査を実施しました。
まず、EC事業担当者が考える2023年の人気グッズ第1位は「フィギュア」(61.8%)、第2位が「キーホルダー」(52.0%)となりました。他にも、海外でのアニメグッズ販売において、売り上げを伸ばす重要な要素として「最近のアニメ」に関連したグッズかどうかがあるようです。海外からの購入が多い国としては「台湾」(55.9%)、「中国」(53.9%)とアジアを中心に売り上げを伸ばしているようで、2024年には「ガチャガチャ商品」の流行が予想される結果となりました。
今回の調査では、アニメグッズの海外市場における2023年の実態と2024年の展望が明らかになりました。以前から日本のアニメは海外でも人気ですが、近年Netflixなどの配信サービスが普及したことにより、世界中で日本のアニメを見る機会ができました。今後、ますますアジア諸国を中心に、海外のアニメファンが増加していくと予測されますが、海外マーケットへの販売にはセキュリティをはじめとしたハードルもあることから、サポートのあるECモールなどを活用しながらスピード感を持って販売していくことが、今後のEC事業の成功を後押ししそうです。