
メグリ株式会社が提供するアプリプラットフォーム「MGRe(メグリ)」は、全国農業協同組合連合会(JA全農)が運営する産地直送通販サイト「JAタウン」において、このたび「JAタウン公式アプリ」の開発・導入支援を行いました。本アプリではECカートとの連携開発により、ユーザーが常にログイン状態でスムーズに買い物ができる環境を実現。商品検索機能やSNSコンテンツへの簡単アクセスなど、ユーザー体験を向上させる機能が実装されています。

この記事の目次
アプリ導入の背景
全国農業協同組合連合会(JA全農)が運営する産地直送通販サイト「JAタウン」では、これまでLINEやメールマガジンなどを通じて会員向けの情報発信を行ってきました。今回、ロイヤリティの高い既存ユーザーだけでなく、新規ユーザーとの接点をさらに強化し、より快適な購買体験を実現するため、新たな顧客接点として公式アプリの導入に踏み切りました。
メグリ株式会社は、同社のアプリプラットフォーム「MGRe(メグリ)」を活用し、JAタウンのニーズに合わせたアプリ開発と導入支援を実施。ユーザーにとってより使いやすく、購買行動を促進するアプリ環境の構築を担当しました。
JAタウン公式アプリの特徴
今回リリースされた「JAタウン公式アプリ」には、ユーザー体験を向上させる様々な機能が実装されています。最大の特徴は、ECカートとの連携開発により実現した、ユーザーがよりスムーズに買い物を楽しめる仕組みです。
アプリ会員がJAタウンを利用する際には、常にログインされた状態でサイトでの買い物が可能になっています。これにより、都度のログイン操作が不要となり、ストレスなくショッピングを楽しむことができます。また、アプリ上で直接商品を検索できる機能も搭載されており、ユーザーが商品の発見から購入までをシームレスに完結できる体験を提供しています。
さらに、インスタグラムやYouTubeなどのSNSコンテンツにもアプリから簡単にアクセスすることができるようになっています。これにより、アプリ会員の日常的な利用を促進し、ブランドとの接点を増やすことでロイヤリティ向上にも寄与する設計となっています。

メグリ株式会社について

メグリ株式会社は、企業のアプリ開発から運用、分析までをワンストップで支援するアプリマーケティングプラットフォーム「MGRe(メグリ)」を提供しています。このプラットフォームは、CRM(顧客関係管理)・EC(電子商取引)・実店舗を横断するOMO(Online Merges with Offline)アプリの構築を支援し、顧客データを統合した多彩なマーケティング施策を可能にするサービスです。
MGReプラットフォームでは、ポイント連携、デジタル会員証、プッシュ通知、アプリ限定コンテンツ配信など、ブランドとユーザーをつなぐさまざまな機能を提供しています。これらの機能を通じて、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を強力にサポートしています。
JAタウンについて

JAタウンは、全国農業協同組合連合会(JA全農)が運営する産地直送通販サイトです。「おいしい日本と暮らそう。」をテーマに掲げ、全国各地の農業協同組合(JA)などが出店し、各地域で丁寧に育まれた旬の農畜産物や特産品をインターネットを通じて消費者に直接届けています。
JAタウンは食を通じた豊かな暮らしの実現を目指しており、生産者と消費者を直接つなぐプラットフォームとして重要な役割を果たしています。全国の多様な農畜産物や加工品を消費者に届けることで、日本の農業振興と食文化の継承・発展に貢献しています。
アプリを活用した顧客体験の向上
今回のJAタウン公式アプリの導入は、オンラインショッピングにおける顧客体験の向上を目的としています。特にスマートフォンでの利用が中心となっている現代において、使いやすいアプリの存在は顧客満足度を大きく左右する要素となっています。
JAタウン公式アプリでは、ユーザーの利便性を第一に考えた機能設計が行われており、商品の検索から購入までをスムーズに行えるだけでなく、常時ログイン状態の維持により煩わしい認証作業を省略できるなど、ユーザーフレンドリーな設計が特徴です。
また、アプリという直接的な顧客接点を持つことで、ユーザーの購買行動や好みに関するデータを収集・分析し、より個別化されたマーケティング施策の展開も可能になります。こうしたパーソナライズされたアプローチは、顧客満足度の向上だけでなく、リピート率やユーザーのロイヤリティ向上にも大きく貢献するでしょう。
デジタル化が進む農産物流通の未来
近年、農産物の流通においてもデジタルトランスフォーメーション(DX)が急速に進展しています。特にコロナ禍以降、消費者の購買行動のオンラインシフトが加速し、農産物や食品のECサイトの重要性が一層高まっています。
JAタウンのようなプラットフォームがアプリを導入することは、変化する消費者ニーズに対応し、競争力を維持するための重要な戦略となります。特に、産地直送という強みを持つJAタウンにとって、アプリを通じて産地の情報や生産者の顔を見える化することは、他のECサイトとの差別化にもつながる重要な取り組みです。
また、アプリを通じて収集される消費者の購買データや嗜好データは、農業生産の計画立案や品種開発にも活用できる可能性を秘めています。消費者と生産者を直接つなぐだけでなく、データ駆動型の農業経営の実現にも貢献する可能性があり、日本の農業の未来を切り拓く重要な一歩と言えるでしょう。
OMO戦略によるユーザー体験の統合
メグリ株式会社が提供するMGReプラットフォームの特徴の一つは、OMO(Online Merges with Offline)戦略を実現するアプリ構築を支援することです。OMOとは、オンラインとオフラインの体験を融合させ、シームレスな顧客体験を提供する考え方です。
JAタウン公式アプリにおいても、このOMO戦略の要素を見ることができます。例えば、オンラインでの購買体験を向上させるだけでなく、SNSコンテンツへの簡単アクセス機能を通じて、ブランドとの多様な接点を提供しています。将来的には、産地訪問イベントや収穫体験などのオフライン要素とアプリを連携させることで、さらに豊かな顧客体験を創出する可能性も考えられます。
このようなOMO戦略の実践は、単なるECアプリの域を超え、JAタウンというブランド全体のエコシステムを構築することにつながります。消費者にとっては、買い物だけでなく、食や農に関する様々な体験や情報が一つのアプリを通じてアクセス可能になることで、より深い関係性の構築が期待できます。
地域活性化とサステナビリティへの貢献
JAタウン公式アプリの導入は、地域活性化やサステナビリティの観点からも意義深い取り組みです。全国各地の農畜産物や特産品をより多くの消費者に届けることで、地域経済の活性化や伝統的な食文化の保存・継承に貢献することができます。
特に、地方の小規模生産者にとって、JAタウンのようなプラットフォームは全国市場へのアクセスを可能にする重要な窓口です。アプリを通じてより多くの消費者にリーチすることで、地域の特産品の認知度向上や販路拡大につながり、持続可能な地域農業の実現に寄与します。
また、産地直送モデルは中間流通を削減することで、食品のフードマイレージ削減やフードロス低減にも間接的に貢献します。こうした環境面での価値も、アプリを通じて消費者に伝えていくことで、サステナブルな消費行動の促進につながるでしょう。
まとめ:デジタル技術と農業の融合がもたらす新たな価値
メグリ株式会社によるJAタウン公式アプリの開発・導入支援は、デジタル技術と農業の融合による新たな価値創造の好例です。常時ログイン状態の維持や商品検索機能の実装、SNSコンテンツへの簡単アクセスなど、ユーザビリティを重視した機能設計により、消費者にとってより便利で魅力的なショッピング体験が実現されています。
また、アプリという新たな顧客接点を確立することで、JAタウンは既存のロイヤルユーザーとの関係強化だけでなく、新規ユーザーの獲得にも大きな可能性を見出しています。
メグリ株式会社のMGReプラットフォームとJA全農のJAタウンの協力関係は、テクノロジーと農業の融合による新たな価値創造の模範例として、今後も注目されるでしょう。デジタル化が進む食品・農産物市場において、こうした先進的な取り組みが日本の農業の未来を切り拓く原動力となることが期待されます。
出典元:メグリ株式会社 プレスリリース













