【敬老の日.jp調査】敬老の日ギフトの受け手、約9割が80代以上に集中 - 高齢化社会を反映した現代の「敬老」の実態

Groov株式会社が運営する敬老の日に特化した情報ポータルサイト「敬老の日.jp」が、全国の10代~60代の男女(計359名)を対象に敬老の日に関するアンケート調査を実施し、その調査データを公開されました。

調査トピックス

  • 敬老の日に贈った相手の年代、約9割が80代以上
  • 敬老の日の対象が"後期高齢者世代"に集中している
  • ギフト選びでは"体調"や"生活環境"への配慮が重視される傾向に

アンケート回答者サマリ

体調や暮らしへの配慮がギフト選びの新基準に

本調査では、「敬老の日にギフトを贈った相手の年代」について調査が行われました。その結果、実に87.7%が"80歳以上"という結果が明らかになりました。この数字は、現代の敬老の日が日本の超高齢社会を色濃く反映したイベントになっていることを示しています。

「おじいちゃん・おばあちゃんの年代」は80代・90代が多数派

敬老の日に特化した情報ポータルサイト 敬老の日.jp が全国の10代~60代の男女(計359名)を対象に実施したアンケート調査で、「敬老の日に贈った相手の年代」を尋ねたところ、以下のような結果となったことが報告されています。

年代 割合
90代以上 38.7%
80代 49.0%
70代 17.3%
60代 2.8%
50代 1.1%
30代 0.3%

最も多かったのは「80代」で49.0%、次いで「90代以上」が38.7%となっており、全体の約9割が80歳以上の高齢者であることが分かりました。この結果からは、平均寿命の伸長に伴い、敬老の日の対象世代が年々高齢化している様子がうかがえます。

「70代」は17.3%と比較的少数派となっており、かつては「敬老」の代表的な世代とされていた70代が、現在では「まだ元気で現役」という印象を持たれているケースが増えていることが推測されます。

実際、現代の60~70代は趣味や仕事を積極的に楽しみ、ライフスタイルも若々しい傾向にあり、本人自身が「まだ敬老の日に祝われる年齢ではない」と感じているケースも少なくないのではないでしょうか。

注目すべき点は、「90代以上」が38.7%と4割近くを占めていることです。祖父母世代が90代に達しても、家族とのつながりを維持し、敬老の日の対象として大切にされていることが示されています。これは単に「長寿を祝う」という側面だけでなく、「今も健やかに生きていること」への感謝の気持ちが重視されていることの表れとも考えられます。

一方で、「30代」「50代」「60代」はごく少数にとどまっており、若くして祖父母になったケースも存在するものの、その割合は非常に限られていることが確認できます。全体として見ると、敬老の日は単なる「高齢者を祝う日」から、「長く家族を見守ってきてくれた存在に感謝する日」へと、より人生の積み重ねを意識した行事へと変化していることがわかります。

80代以上が87.7%を占め、敬老の日の対象が"後期高齢者世代"に集中しているという調査結果は、現代日本の人口動態を反映した実態を明らかにしています。

まとめ:ギフトも時代と共に"高齢化"を前提に変化している

従来の敬老ギフトといえば、名入れの記念品や湯呑みなど"形に残る贈り物"が定番でした。しかし現在は、高齢化の進展や一人暮らし高齢者の増加、健康・体調管理への意識の高まりなどを背景に、"もらってすぐに楽しめる"や"生活に負担をかけない"ギフトへと選択傾向がシフトしていることが報告されています。

これは、日本が超高齢社会に突入する中で、敬老の日の意義やあり方も少しずつ変化していることを示しています。

「年齢を祝う日」から、「人生の歩みを労い、感謝する日」へ――。
贈る側も、高齢者の年齢や暮らしの実態に寄り添ったギフト選びが求められる時代になっていると言えるでしょう。

敬老の日ギフトの意識調査アンケート2025年版

【2025年版】敬老の日ギフトに関するアンケート調査(敬老の日.jp調べ)

■調査概要

調査エリア:全国

調査主体:敬老の日.jp

調査方法:インターネットリサーチ

調査対象:10代~60代の男女(計359名)

調査期間:2025年6月22日~7月13日

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、必ずしも合計が100とはならない場合があります。

敬老の日.jpについて

2025年の敬老の日は、9月15日(月)です。敬老の日に関する様々な情報を発信している「敬老の日.jp」は、敬老の日の日付や人気のギフト・プレゼントがわかる300以上のギフトランキングなど、プレゼント選びに悩む方に役立つ情報を提供しています。
また、ギフトの予算、購入場所、選ぶ際に重視するポイントなど、皆さんが気になる「世間のギフト事情」も定期的に調査しているとのことです。これから贈り物を選ぶ方は、ぜひこれらのアンケート結果を参考にしてみてください。

出典元:敬老の日.jp(Groov株式会社)プレスリリース

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