シーネット、システム停止時も物流業務を継続する保険型待機系WMS「ci.Himalayas/Standby」提供開始

クラウド型倉庫管理システムの開発・提供を行う株式会社シーネット(千葉県千葉市、代表取締役社長兼COO:小野崎光彦)は、システム停止時にも物流業務を止めることなく継続するための保険型・待機系WMSサービス「ci.Himalayas/Standby(シーアイ・ヒマラヤ/スタンバイ)」の提供を開始したことを発表しました。このサービスは、復旧までの業務をつなぐための新たなソリューションとして開発されたものです。

システムの「復旧を待つ」から「復旧まで現場を動かす」へ転換する開発背景

昨今、自然災害の激甚化やサイバー攻撃、大規模なシステム障害などの発生により、物流拠点の機能が停止するリスクは年々高まっています。

食品や日用品などを支えるサプライチェーンにおいて、WMS(倉庫管理システム)が停止すれば、出荷停止や配送遅延、販売機会の損失などに直接的につながり、物流の安定した継続に深刻な影響を与えることになります。

従来の一般的なBCP(事業継続計画)対策やDR(ディザスターリカバリ)では、「データのバックアップ」や「サーバーの復旧」といったITインフラ側の対策が中心となっていました。

しかし、システムが復旧するまでの期間において、「実際の物流現場をどう動かし続けるか」という現場運用の観点では、十分な対策が講じられていないケースも少なくありませんでした。

14年連続でクラウド型WMS売上シェアNo.1(※)を誇る実績を持つ同社は、「現場によりそい、未来を届ける」という企業理念のもと、IT復旧を待つ間の空白時間を埋め、物流業務を途切れさせずにつなぐための保険型・待機系WMSサービス「ci.Himalayas/Standby」を開発しました。

復旧まで物流をつなぐ仕組みを実現する「ci.Himalayas/Standby」

「ci.Himalayas/Standby」は、日常的に使用するメインWMSとは独立して、非常時に利用するための標準Himalayas環境を事前に待機させておくサービスとして設計されています。

万一メインWMSが利用できない状況に陥った場合には、事前に蓄積されたデータを活用して待機環境へと切り替え、必要最低限の出荷業務を継続することが可能になります。

通常時のWMSをそのまま再現するのではなく、非常時に「何ができれば物流を止めずに済むのか」という現場目線から、機能と運用をシンプルに設計している点が特徴です。

システム停止から復旧までの空白の時間をつなぐ機能

「ci.Himalayas/Standby」は、メインWMSが復旧するまでの期間、物流業務を継続するための応急運用環境として機能する仕組みです。システム停止によって全ての出荷業務が停止してしまう状態を回避し、復旧まで必要な物流業務をつなぎます。

平常時のWMSから待機系WMS、そして復旧後のWMSへ。その間をつなぐ「バトンゾーン」として、物流現場の継続を支える役割を担います。

機能を絞り「紙とCSV」で確実に現場を動かす運用設計

非常時において重要なのは、高度な機能を使うことではなく、できる限りシンプルな方法で確実に物流業務を継続することです。「ci.Himalayas/Standby」では、ハンディターミナルや複雑なシステム連携を前提とせず、CSVデータの手動取り込みと、ピッキングリストや納品書などの帳票出力を中心としたシンプルな運用を採用しています。

通常のシステム運用が困難な状況下でも、「CSVでデータを取り込み、紙で作業する」という運用方法へ切り替えやすくすることで、最低限必要な出荷業務の継続を支援する設計となっています。

「もしものために持っておける」保険型の価格設計を採用

待機系WMSは、日常的に利用するシステムではありません。そのため、「ci.Himalayas/Standby」では、万が一に備えて継続的に保有しやすい料金体系を重視した設計となっています。

基本月額10,000円~にデータ保持量に応じた従量課金(1件あたり0.05円)を加えた料金体系とし、初期費用も抑えることで、「使わないことが一番だが、必要なときには使える」という保険のようなサービスを目指しています。

他社WMSを利用する企業にも対応可能

「ci.Himalayas/Standby」は、同社のWMSを利用中の顧客だけを対象としたサービスではありません。

他社クラウドWMSやオンプレミスWMSを利用中の企業においても、メインWMSとは独立した待機系WMSとして導入することが可能です。

現在利用しているWMSを変更することなく、万が一のシステム停止に備える新たな選択肢を提供します。

サービスプラン概要について

Standby Essential(標準パッケージ)

主な機能・特徴

  • ci.Himalayas/Standbyを待機系WMSとして準備
  • CSVによるデータ取り込み
  • ピッキングリスト、納品書などの帳票出力
  • シンプルな手動運用による出荷業務の継続

初期費用
74,000円~

月額利用料
10,000円~+保持データ1件あたり0.05円

今後は、顧客の運用ニーズに応じて、切替テストやデータ連携など、より高度なBCP運用を支援する機能・サービスの拡充も検討していくとしています。

今後の展望について

同社は、食品・飲料・酒類卸、3PL、飲食・小売チェーンなど、物流停止による事業への影響が大きい業界を中心に「ci.Himalayas/Standby」の展開を進めていく方針です。

物流を支えるシステムには、日々の業務を効率化する役割だけでなく、予期せぬシステム停止が発生した際にも、現場の業務を可能な限り継続させる役割が求められています。

同社は今後も、WMSを中心に物流現場のさまざまな課題に向き合い、平常時の効率化から、万が一の際の「止めない・つなぐ」まで、顧客の物流業務を支えるサービスを提供していくとしています。

株式会社シーネットについて

同社は、1992年の創業以来、物流一筋にシステム化による業務効率化と品質向上に取り組んできた、倉庫管理システムのパイオニアです。「We Make Smiles ― 現場によりそい、未来を届ける ―」を企業理念に掲げ、営業・開発・サポートまで、プロジェクトに携わる関係者全員が、それぞれの視点で物流の現場を熟知し、物流現場が抱える課題に最適解を提示しています。

2011年から14年連続でクラウド型WMS売上シェアNo.1※を達成しています。現在は、物流システムサービスインテグレーションを通じ、多様な企業の物流戦略をサポートしています。

※デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社『スマートロジスティクス・ソリューション市場の実態と展望 2025年度版』

会社名: 株式会社シーネット
設立: 1992年1月10日
代表者: 代表取締役社長 小野崎 光彦
所在地: 〒261-0023 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目3 幕張テクノガーデンB棟11階

事業内容:

  • 物流システム研究開発・販売業務
  • 物流システムクラウドサービス業務
  • 音声・画像認識システム研究開発・販売業務
  • モバイル端末販売業務
  • 電気通信工事業(建設業許可番号:千葉県知事(般-28)第50701号)

出典元:株式会社シーネット

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